ほどほど日和

何事もほどほどが一番落ち着いて好きです。自分の時間を大切にしたいと思っています。

樹木葬の見学に行って思うこと

数年前、両親が揃って老人ホームに入り、空き家になってしまう実家のことや、もしものときの葬儀やお墓のことなど、兄と私で選択肢の情報を集めて両親に打診していました。

でも結局親子とも、それほど急ぎではないし、なんとなく現実味がなくて先延ばしにしていました。

ところが昨年末、父があっという間に亡くなり、先延ばしにしていたことがすべて目の前に現れました。その中の一つ、お墓のことについてです。

 

父は生前「死」についての話を嫌がっていたので、希望を聞けたことがありませんでした。母は、「どうせ死んじゃったらわからないんだから、何でも良いわ。樹木葬なんかが良いかしらね~」といった具合でした。

今はまだ母のもとに父の遺骨をおいていますが、相続関係も暑さも落ち着いてきたので今度はお墓探しに着手しています。

今回は、2箇所の樹木葬を見学に行ってきました。

希望は

・夫婦2人で入れる

・数年後に合祀でも構わない

・法事に対応できる

 

最初に見たところは、夫婦二人で入ることができ、あとから入ったときから13年後に合祀になる。合祀なしの永代供養もあり。法事はお坊さんの手配は可能だが、食事などは別の場所を利用。

もう一つは、夫婦で入れる樹木葬はないが、隣合わせは可能。でも合祀は別時期になる。法事用の場所や食事ができるスペースもあり。

 

どちらも家から近く、私は会いに行きやすい。兄も同じ沿線なので大変ではない。私は最初に見た夫婦で入れるところが良いな、と思い、兄に伝えました。最終的には話し合いをして決める予定です。

 

私は法事についてよく知らないので、法事について説明を受けていたとき、「故人への思いを表したり、残されたものの区切りの意味があるので、特に決まったことがあるわけではない」とのことでした。(宗派によってはあるかもしれませんが。)

それを聞いてふと思いました。未だコロナ禍でもあったし、葬儀は家族とおじのみで行いました。だから一周忌は、いとこ達にも声をかけて、皆でお食事会はどうだろうか、と。わたしたちの世代も、高齢者に近づきつつあり、元気なうちに会っておかないとね、と、いとことも話していたところでした。一周忌というものをきっかけとして、久しぶりに親戚で集まるのも悪くないな、我ながら良い考えなのでは、と。

 

実現するかはわからないけれど、そんなことを考え始めた今回の樹木葬の見学でした。